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仕組債とは金融派生利用することにより、一般の債券とは異なる特別な仕組み、特殊な構造を持つ債券を指します。
主に海外で発行され、外国債券として販売されています。仕組債の区分として、内包するデリバティブに従って、大きくは、「エクイティ系仕組債」、「金利為替系仕組債」、「その他仕組債」に区分されます。
発行主体別の債権は概ね5つに分類することができます。
1、 国債 (国が発行)
2、 地方債 (地方自治体が発行)
3、 政府保証債 (政府機関が発行)
4、 社債 (企業が発行)
5、 金融債 (銀行が発行)
以上のような5つに分類されることになります。
ではどのように利益(損益)が取れるのか。
1、 利子
例えば100万円、期間5年 年利5%の場合
100万円の5%は5万円、これの5年分なので25万円
2、 価格の変動
ノックインとは、あらかじめ定められた株価水準等を下回ることを言います。一定の価格を下回ると「ノックイン」となり終了になります。
終了と言っても預けたお金が全部なくなるわけではありません。
ですが、現金が株券などで返ってきます。
ノックイン債は高利回りの変面、高リスクでもあります。
通常の債権にデリバティブが組み合わされた複雑な商品で一般の方にはなかなか理解できないと思えます。
海外の金融機関が発行していることが多いのですが、国内の証券会社が取り扱います。
営業マンにはノルマがありますので多少のオーバートークは分かりますが、顧客に理解させないで契約を締結するケースで被害になることもあります。
例えば〇〇銀行で国債に投資していたところ、銀行員から
「少しお話がありますのできて下さい」
と言われ出向くと
「他に良い商品がありますので乗り換えましょう」
と言われる。
銀行員が言うのであれば問題ないと思い言われる通りに解約する。
解約金が入る日に銀行に行くと、同じ名前の証券会社の営業マンも来ていてこの日に「仕組債」の契約をさせられる。
本人からすると〇〇銀行の行員さんが言われることだから大丈夫と思い言われるがままに契約する。
この時点で「ノックイン」の仕組みルール、リスクについて分かりやすく、理解できるような説明はほとんどありません。
なぜか?
理解されると契約に至らないからです。
最近ではかんぽ生命も同じようなことをしており大問題になりましたね。
まさか「かんぽ生命の営業マン」と思うのと同じです。
公務員(特に教職員)の方が退職金をどうするのかで悩んでいる時に、うまく誘導されて思わぬ損金になるケースが多いようです。
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